Spanish C

Cai
Mas Alla De Nuestras Mentes Diminutas 1978 Trianaの1作目やMezquitaなどと並んで、CAIの1作目(本作)と2作目はスペイン(カタルーニャやバスクを除く)のイメージ(Goticはインターナショナルな音)にぴったりなシンフォ系傑作だと思う。本作はリアルタイムに入手できず、後になって、この1作目を聞いたので、その時のインパクトはとても大だった。AB面それぞれ2曲ずつの長尺曲で構成され、幻想的な夜明けの様な冒頭から徐々にアンダルシアンな演奏と歌に切り替わっていく、でもコテコテさのない、流麗で洗練された素晴らしいアルバム。
Noche Abierta 1980 2枚目。今度はEPICからの発売なので入手容易に。少し小粒になったが、引き続きミステリアスかつスペイシーなシンフォ。フラメンコギターも登場してスパニッシュ・ロックの傑作の一つであることは間違いない。異論はあろうが、前作よりも現実的な雰囲気に近づいたという点でCamelに例えればRain Danceを思い出してしまう。
Cancion De La Primavera 1981 3枚目。若干ポップで、明るい路線になったが、スパニッシュロックの典型的なアルバムという基本路線は変わっていない。あなどれないアルバム。無理にCamelに例えればBreasless。


Hilario Camacho
De Paso 1975 cf -> Movieplay
La Estrella Del Alba 1976 cf -> Movieplay


Canarios
Ciclos 1974 R&B系のバンド(といわれている)が、74年に突然変異して、ヴィヴァルディの四季を演奏した圧巻の2枚組シンフォ大作を発表。レコードについていたブックレットも豪華。


Canovas Rodrigo Adolfo y Guzman
Senora Azul 1974 フォーク・ロック


Alfredo Carrion
Los andares del alqimista 1976 cf -> Movieplay


Companyia Electrica Dharma
Diumenge 1975 cf -> Edigsa
L'oucomballa 1976 cf -> Edigsa
Tramuntana 1977 cf -> Edigsa
L'angel de la dansa 1978 cf -> Edigsa
Ordinaries Aventures 1979 cf -> Edigsa
L'Atlantida 1981 6th。レーベルも移籍して、ダイナミックな演奏は変わらないものの、音楽性が、よりコンテンポラリーなトラッドに変わってきている。アルバム後半は、従来の少し変なジャズ・ロック路線の片鱗もみられる。
Al Palau de la Musica Catalana amb la Cobla Mediterrania 1982 7th。哀愁のサックスとEsteve Fortunyのギターがいい味をだしているライブアルバム。
Catalluna 1983 8th。野球の応援団の音楽みたいなのが飛び出してきて、全体は民族系。
Forca Dharma! Deu anys de resistencia 1985 9th。これはあまりエキゾチックではなく、インターナショナルな音楽になっている。あくまでもCEDにあって相対的な話だが。
No volem ser 1986 10th。ライブアルバム。民謡サックスは飛び出してくるが、結構、メジャーな音のステージだった。
Homenatge a Esteve Fortuny 1987 11作目。1986年に他界したCEDのギタリストEsteve Fortunyが作曲した音楽をオーケストラによって演奏。哀愁のサックスがCEDらしさを出しているものの、CEDのアルバムとしては異色。
Fibres Del Cor 1988 洗練された演奏をバックに、軽快なノリの歌を中心に持ってきたアルバム。
Tifa Head 1991 13作目。バルセロナ・バルセロナと歌って始まる。ノリがよく、気持ちコミカルなポップな歌と民謡のアレンジ。Joan Fortuny (sax), Josep Fortuny (ds), Carles Vidal (b), Lluis Fortuny (tr), Maria Fortuny (key), Xavier Tasies (perc)
Que No Es Perdi Aquest So 1993 路線を少し変更し、結構シリアスでスリリングに演奏をしているアルバム。
20 Anys de Companyia Electrica Dharma 1994 ライブ
El Ventre De La Bestia 1996 彼らとしてはアダルトな感じかつスマートな感じのアルバムとなっている。
raco de mon 1998 17作目。洗練されているのか、おもいっきりトラッドなのか、と思ってしまうようなミックスされたカラフルな音楽で、哀愁のサックスがいつものとおり、よい味を出している。
Sonada ! 2000 Tramutana復活。
LLibre Vermell 2002 19作目。相変わらずのトラッドのメロディなのだが、サックスはとても艶やか、全体としてゴージャスな感じ。混声の荘厳なコーラス・スタイルでの歌が素晴らしい。
Dharmasseria 2004 ゲストのギタリストも迎えて、勢いのある洗練されたCED流ロック/ポップス。ラストはCatalluna。
30 anys La Dharma L'arma! 2005 30周年記念盤の21作目。Esteve Fortunyが他界して以来、エレキギターの音がほとんど途絶えていたのだが、久々に専任のギタリストがメンバーに加わり、L'oucomballaからの選曲も数曲あり、かつてのCEDを思い出させられる。2CD+DVD構成のライブアルバム。なお、DVDは1975年のコンサートの模様を含む。
El misteri d'en Miles Serra i les musiques mutants 2008 Miles Davisの楽曲を取り込みつつオリジナル曲を展開するシリアスなアルバム。
nit collectiva! 2012 Esteve Fortuny没後25年ということで2011年に行われたライブ。ゲスト(PICAPでアルバムを出しているミュージシャンら)も多数参加して、盛り上げている。2作目から4作目あたりの楽曲も、よりモダンで華やかになったCEDによる演奏となって楽しめる。


Conexion
Harmony 1973 cf -> Movieplay


Coses
Perque No S'Apagui L'Aire 1977 cf -> Movieplay


Coto En Pel
Holocaust 1978 Larksからbible blackあたりのking crimson影響が見られる。唯一作。


Crack
Si Todo Hiciera Crack 1979 cf -> Chapa



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